毎年思うのですが確定申告書を作成すると個々人の
経済活動からその年の世相みたいなものを垣間見れ
たりします。
平成23年は東日本大震災により日本は大きな被害を
受けました。それにより実体経済も停滞を余儀なく
されました。
今回の確定申告では、例年にもまして株式の譲渡損
の繰越申告が多かったように思います。
そして反対に金の譲渡益に対する申告が多くありました。
震災により一瞬にして株式市場で多額の時価総額が失われ
なかなか回復されなかったことによるものと思われます。
反対にマネーは実物資産である金に向かったため金価格の
高騰を招きました。
その結果として上記のような申告につながったと思って
います。
23年は多くの方々が震災により亡くなり、経済的活動
も大打撃を受けました。そして復興にむけての懸命の
努力がなされていますが、なかなか一筋縄ではいかない
といったことが日経平均株価にも反映されていたのでは
ないでしょうか。
しかしながら24年になり日経平均もようやく震災前の
水準になろうとしています。
よく株価は実体経済の半年後を織り込んで形成される
といいます。これは明る材料だと思っています。
頑張ろう日本
